『お米は便秘に良いのです。』
まず、便秘には色々な種類のものがありますが、大きく分けて・・・大腸そのものに異常がある場合と、大腸そのものに異常はないが大腸の機能が低下したために起こる場合があります。
大腸の機能が低下したために起こる便秘のことを・・・機能性便秘といいます。
大学の研究結果から全体（１００２人）の約２６％がこの機能性便秘にあたるそうなのです。
そして、ご飯（お米）の摂取量が多いほど便秘が少ない傾向がみられるそうです。
その他、豆類の摂取量が多いほど機能性便秘が少なくなったそうです。
お米には、パワーの源となるでんぷん（パワーの源）の他・・タンパク質(血や肉など体の基本を作る）・・・脂質・糖質（体のｴﾈﾙｷﾞｰ源）・・・ビタミンB1（体の調子を整える）・・・ビタミンB2（美肌をつくる）・・・ビタミンE（細胞や血管の若さを保つ）・・・カルシウム（骨や歯を丈夫にする）・・・マグネシウム（肩こりなどを防ぐ）・・・などの栄養素がふんだんに含まれています。
まさに栄養素の宝庫ですね！！
中でも、成分の７割以上を占める“でんぷん”は極めて質がよく、消化吸収も高いので、力をたくわえ持続するといわれています。
さらに玄米にはこれらの栄養素がぎっしりとつまっているらしいです。
便秘だけのためでなく、他の栄養素がこれだけ入っているお米は是非摂っていきたい食品だと思います。
また、女性の便秘の原因には冷えが大きく影響されます。腸内をできるだけ温める食事を摂ることが大切です。
次に、仕事や外出中など・・自宅以外の場所でするのが恥ずかしいなど、便を我慢することから便秘につながります。
できるだけ、毎朝出かける前に出せる・・生活習慣の改善が大切だと思います。
便秘で悩まされたことのない方では、たかが便秘・・・と思われがちですが、便秘は重病になる前に改善しないと大変なことになります。
◎ １９９８年 ２１歳の女性が便秘が原因で死亡したそうです。
この記事には本当にびっくりしました。
私もそこまでになるとは知らなかったからです。
その女性は、解剖の結果・・腸内に６．７キロもの便が溜まっていたことによる腸閉塞（イレウス）でした。直腸あたりには水分を全く含んでいないカチコチのコンクリート状態の便が数十センチも溜まっていたそうです。
便秘で死亡する原因として腸閉塞の他に、脱水症状・腸の破裂・腹痛などのショック状態だそうです。
たかが便秘で・・・と思わず、食事改善・生活改善などしても治らない症状の重い場合はすぐに病院の診察をするべきだと思います。
そして病院の治療とともに食事・生活の改善、そして“腸楽セラピー”などしていただくのが最適だと思います。
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